幻冬舎アウトロー文庫<br> 友がみな我よりえらく見える日は

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幻冬舎アウトロー文庫
友がみな我よりえらく見える日は

  • 上原 隆【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784877288136
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

ホームレス同然の生活を続け妻子からも捨てられた芥川賞作家、アパートの五階から墜落し両目を失明した市役所職員、その容貌ゆえに四十五年間、一度も男性とつきあったことのない独身OL…人は劣等感にさいなまれ深く傷ついたとき、どのように自尊心をとりもどすのか。読むとなぜか心が軽くあたたかになる、新しいタイプのノンフィクション。

目次

友よ
容貌
ホームレス
登校拒否
テレクラ
芥川賞作家
職人気質
父子家庭
身の上話
別れた男たち
女優志願
うつ病
離婚
リストラ

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

165
様々な状況に置かれた人々を取材したノンフィクション。普通の人々が生活する中で挫折や困難に逢いながらも、静かに立ち上がり、心に静かな余韻が残る。理由は人それぞれ。転落事故や容貌、父子家庭や離婚、うつ病にリストラ等。生きていると様々な困難や理不尽に逢う。そこをどう耐えるか、乗り越えるか、やり過ごすかが肝要と言える。悩んでいるのは自分だけではないと思わせられる。個人的にはうつ病の回で電車から降りられず、朝が辛い事は心情が察せられた。人生は苛酷だが私達は生きていかねばならない。疲れた時に本作をまた手に取るだろう。2016/07/01

chantal(シャンタール)

95
私の人生この題名のまんまだったなあ。劣等感の塊で「何で私ってこうなんだろう?」と理想と現実のギャップに悩み、でもつまらないちっぽけな自尊心だけはあって。事故で失明した人、ホームレスになる人、妻子に捨てられた芥川賞作家、母子家庭、父子家庭、離婚、登校拒否・・様々な挫折を抱える人たちを淡々と取材するノンフィクション。誰もが挫折を抱えており、それを何とか乗り越えて生きて行かなければならない、それが現代の「普通」だと言う村上龍さんの後書きが秀逸。読んでると益々落ち込んだりもするけれど、それでも人生は続くのよね。2021/01/02

シャコタンブルー

60
十五話のノンフィクションだが三話まで読んでいったん本を閉じた。つまらなかった訳ではなくて、一気に読むのがもったいなくて(笑)。「友よ」「容貌」「登校拒否」どれも取材対象者との距離感が絶妙で、時に深く時に静かに寄り添うような優しさが漂う。だから読んでいて他人事ではなく、身近な人のような親近感が湧き上がる。残りの十二話は一日一話のペースで読む進める。熟成したシングルモルトを毎日少しずつ飲むような感覚で幸福な時間を味わった。「自分の道は自分独自の道で、ひとりで歩くしかない」芥川賞作家の言葉が印象に残った。2023/02/05

ちゃとら

60
読書メーターで知った本。14編からなる短編集。どれも、どこか屈折し、負け組と呼ばれる物なのかもしれないが、状況の割には当事者が、その事をあまり苦にしていないような感じがした。芥川賞を受賞した後にホームレスのような暮らしをした人も登場。ノンフィクションだった事に驚いた。2021/05/04

まさきち

59
少々癖のある、そして片足を社会から踏み外してしまった人達のルポ、と思い読み始めたものの徐々にそういう人達が今の社会では普通となっていることに気づきやるせない気持ちになった一冊です。2016/12/27

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