感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
2
半分は差別論とかぶってて、やっぱりいつ見てもスリリングで面白い。論壇の人って感じがここから出てきてる。小林よしのりは本人が言うような裸一貫の素人ではなく、もともと知識人チックな人だったと思うけど、この時期に浅羽通明や呉智英と会ったのがいわゆる知識人化に貢献したみたいだね。しかも浅羽たちはそれを止めてたらしいから面白い。漫画家、キャラクターとしての小林よしのりの葛藤、探求がよく描かれてるけどやっぱり思想漫画よりは別に普通の物語漫画でもよかったんじゃないのって気はする。これより前の方が興味深いよ2011/08/28
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1
部落差別は授業時でしか感じることのない話でしたが、実際このようなことがあるなんて。知らないでは許されない、きちんと考える必要性を感じました。
こわっち
1
差別論、急に有名になっていった経緯などが主な話題。私は北海道で生まれ育ったこともあり、部落差別は学校の社会の時間に聞いただけでした。屠殺業や皮革業に就いている方が多いというのも最近知りました。知らなきゃいけないことってあると思う。もちろん差別をするためではなく。2011/10/13
Tetchy
1
『ゴー宣』が現在得ている地位を確立し始めた頃の作品と思われ、自分が期待していた内容に漸くたどり着いた感がある。世間が『ゴー宣』に注目し出した故の他者からの嫉妬、誹謗、中傷がピークに達し、また「小林よしのり」の存在が一人歩きし、巷間のカリスマとして祭り上げられていく状況に苦悩する姿が痛々しい。この状況を如何に乗り越え、現在を確立するのか、愉しみだ。2009/03/21