内容説明
「地獄からの生還―私は不死鳥のごとく蘇る!」力強い決意の言葉を残しながらも、その三年後にこの世を去ってしまった梶原一騎。著名格闘家との交友、女性のこと、そして獄中での生活…。波乱に満ちた日々を豪快に生き抜いた男が、闘病を機にその人生を自ら振り返る自伝的エッセイ。未だに支持され続ける梶原作品の精神がここにある。
目次
獄中編(天国と地獄;物凄い「真相」 ほか)
映画とスポ根編(視覚的人間;父と星一徹 ほか)
おんな編(私が愛した女達;私の初恋 ほか)
生きざま交友編(大木金太郎の挑戦;極真空手と新日本プロレス ほか)
闘病編(酒びたりの日々;地獄の一丁目 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
africo
3
梶原一騎の自伝エッセイ。初版は死の3年前1984年。獄中のこと、女のこと、大山倍達やアントニオ猪木のことなどの他に、死の原因となった膵炎の闘病のことも書かれているが、そこは梶原一騎、いかにも昭和的な"男"の世界である。おっさんの自分が見ても現在の感性からすれば全くよしとされるものではなく、もはやダークファンタジーの世界。極真とプロレスの話も、女の話も自慢話もとにかく胡散臭い。ただ、ウンザリしつつ、また、オイオイと思いつつ、定期的に昭和の"男"成分を補充したくなるのはやはり自分も昭和の残党の証左なのだろうか2022/08/25
がんばれげんき
2
他の梶原本と比較して、自伝として書いている割には、あっさりしている。人物評としては最高に面白いが、関わりたくないと思える2020/07/08
コウザイ
0
著者の人柄がダイレクトに飛び込んでくる。それは仕事や空手の豪快なエピソードだけでなく、文体から伝わるほうが大きい。がっつり本人目線の本で清々しい。2012/10/14
Koji Koike
0
本屋でこの恐い人はだれだろう?と思わず買った本。 これまで読書に興味が無く活字アレルギーだった私を変えてくれるきっかけとなりました。留置所で吉川英二の宮本武蔵を読んで人生が変わったとあったので、この後、宮本武蔵を読んでみました。読み終わった後、本が読めるようになった。
康
0
大山倍達 2019/12/22
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- 和書
- 20代に読みたい名作