内容説明
「出会うことはアーティストの特権だ」―。ロンドン、エジプト、バリ…。かかえきれない夢と想いをカバンにつめて旅は、はじまった。ギタリストが一年半を費やして、湾岸戦争、エジプト五千年の悠久、目の眩むような熱帯を駆け抜けていった。その魂の軌跡をとらえ、ロックシーンの貴重な一瞬を収めた日記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ
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CD付だったよね2006/08/03
ヒラマサ
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布袋ファンなので読了。彼のいう「ファンクラブなどという軟弱な組織」に入っているほどにファンです。 「美感は学ぶものではなく育むもの」というのはその通りなのですが、どうしてもセンスというものが必要で、それがない人には学ぶことが一定の意味を持ちます。彼の歌詞には正直あまり技巧は感じていなかったのですが、この文章も構成もとてもリズミカルで、密度の高いものだと思いました。こんなにも考え、感じていたということを知らずに消費していたのですが、彼のそんな思いが込められた音としてのGIIをより楽しむことができそうです。2023/06/12
やいとや
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文庫版を見かけたんで再読。加筆とあるから日記の分量が増えているのかと思ったら寧ろ削られていて脱力。フレディ追悼ライブのアフターパーティーで錚々たるスター達の間で蚊帳の外になり「悔しい」という辺りの正直さが好きだったんだが。後、案の定山下久美子と今井美樹が並んで登場するのも削られていて苦笑。ちゃんと増補したらこういう読み方はしないんだけどねぇ。2021/10/03