内容説明
『裏切り者としての制裁』それが、恥辱に貶められる始まりだった。友禅工房の絵師・重は父を殺された過去を持つ。父の仇を探るため極道の組長・不動の元にいるが、いつしかそれは淡い恋へと変わり、忠誠を誓っていた。だが、不動が狙撃され、重が犯人と疑われたことから、重の立場は変わった。「てめえが誰のもんか、じっくりと分からせてやる」麻紐で縛り付けられた滑らかな白い肌に友禅をまとわされ、その日本人形のような姿を視姦される。蜜口を練り香で塞がれ、絵筆で嬲られる。紅蓮の炎に身を焦がし、心は痛みにむせび泣く…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご☆
13
読了2017/08/12
スピカ
2
レビューを読んであまり期待しなかったけど、意外に楽しめた。ヤクザ組長攻め×絵師受けのお話。序盤ではいい関係の2人が、裏切りの疑いをかけられて“体に聞く”ことに…。そのエチがねちこい。6年我慢してた反動なのか陰湿だわw一馬友巳さんの挿し絵が合ってます。2010/06/13
soushi
1
誤解を解くために全部話せばいいのに、全部自分で蹴りをつけたい強情っぱりな受でした。893×友禅絵師2018/05/02
ぽち
1
序盤はすごく面白かったんです。不動が重を心配してとても大事にしている所とか重が頑張っているのが伝わってきて。 それだけに重が大人になってからの2人の心の距離が物足りなかったかもしれません。エロは十分すぎるくらいありましたが…何年も不動に抱かれていなかったから触れてくれる事は嬉しい。でも重の言葉を信じてくれない事が辛い。 最終的に不動が重を想っていた事は分かるのですが、何も悪くない重がここまでされるか…と気の毒になってしまいました。2013/03/15
風祭
1
うーん、いまいちだった。途中まではすごく面白いと思って読んでたのに、重が誤解を受けてからは、何だかめちゃくちゃだったなぁ。濡れ場はかなり気合を入れて書かれたのか、長くて濃い~それはそれで良かった。妹とか、景浦や美作の存在が中途半端で、最後に重が乗り込んで行ったのも唐突で、微妙なまま終った感じ。現代なのに時折やけに古臭いのが気になったが、中盤までかなりお気に入りだっただけに残念。2011/11/30