内容説明
「この減らず口にキスしたの、どこのどいつだ」かつて天才少年と呼ばれたフィギュアスケーターの隼。オリンピック最終選考会に敗れ失意の中、ひとりの男と出会う。「泣くんじゃない、次がある。あきらめるな」―ふいにかけられた慰めの言葉と、優しいキス。ダブルのスーツが似合う見惚れるほど精悍な顔だちの男は、隼のファンだと言い愛情のこもった眼差しで隼を見つめていた。極道にしか見えない彼・天城のことが心から離れず、隼は天城の後を追うが!?―運命は、隼をオリンピックへと導く…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご☆
7
読了2015/09/24
みずほ
7
小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ もうすぐ世界選手権なので再読。フィギュアスケートにヤクザを絡めるのには正直違和感はある。天城はただの実業家でもよかったんじゃないかな? フィギュアものとしてのリアリティは、「銀盤を駆けぬけて」の方が上だし、コーチについて何年もジャンプに苦しんでいたのに、素人の天城のアドバイスで、そんなに簡単にジャンプのタイミングがつかめちゃうの?とか、ゲイでもないのに、そんなに簡単にエッチしちゃうの?とか突っ込み処はあるが・・・作者のフィギュア愛は感じるし、希少なフィギャアBLではある2013/02/25
みずほ
5
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ ヤクザ×フィギュアスケート選手。ジュニアのときからの大ファン(マニア?)で密かに受の追っかけをしていたヤクザって、どこか変だが可愛い(笑) ずっと受を見続けてきた攻の言葉は呪文のように受に勇気を与えていく。バンクーバーオリンピックが舞台というところがナイスなタイミング2010/01/14
こたりん
3
おもしろかった! そして、待て次巻ってとこで、ジタバタしています。帰りの電車で速攻読む! 経済ヤクザ(一応カタギらしい)が実はマニア的に受けのスケート王子の追っかけなのがいいっーーー! 可愛いよ、ふたりとも。攻めの天城の舎弟もいい味だしてるしな。フィギアー好きなので、BLだけでなく、フィギュアーもののマンガももれなく読んでるけど、いやいや、おもしろいっす。さすが、構想○ん年…。須賀さんのひんやりとしたイラストもとってもあってる! 2010/09/17
楓
3
893とフィギュアスケーターという珍しいカップリング。893といってもバリ893ではないけれど。あまりオトコ同士ということにも悩まないあっけらかーんとした受けの性格にも驚くけれど、結構読ませてくれるのでつっこみどころもあまり気にせず読めました!2010/05/20