内容説明
命あるうちに寓話をもっと書きたい。本書では、ルール社会、地震対策、医療問題、高齢者問題、格差社会、核兵器問題など、現代社会が抱えるさまざまな問題の本質に迫っている。そこでの私の問題意識や分析が正しいかどうかは、物語が100年単位の風雪に耐えられるかどうかにかかっているのだが、少なくとも100年後に生き残るストーリーは、まず「現世」を生き残らないといけない。それが、本書が担っている最重要の役割だ。
目次
1章 知ってはいけない(撃ち落とされたプラテノドン;ネズミーバーガーの正体;オオカミ解説の正体 ほか)
2章 無知ではいけない(犬笛で動くメディア;仕事は宗教家;フェレット弁護士がかざすルール ほか)
3章 見てはいけない(王様が考えた口減らし;コスパ良ければ強盗も(王様の口減らしの続き)
マントルまで掘れ ほか)
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
経済アナリスト。1957年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。経済企画庁総合計画局、三井情報開発(株)総合研究所、(株)UFJ総合研究所を経て、獨協大学経済学部教授。専門は労働経済学と計量経済学。堅苦しい経済学をわかりやすい語り口で説くことに定評があり、執筆活動のほかにテレビ・ラジオでも活躍中。2023年12月、ステージ4のがん告知を受ける。2025年1月28日、原発不明がんにより自宅で死去。67歳没
倉田真由美[クラタマユミ]
漫画家、エッセイスト。1971年、福岡県生まれ。一橋大学卒業後、「ヤングマガジン」(講談社)ギャグ大賞を受賞し、漫画家デビュー。「週刊SPA!」(扶桑社)にて連載を開始した『だめんず・うぉ~か~』がブレイク。漫画・エッセイなどの執筆活動のほかに、新聞・雑誌・テレビ・ラジオのコメンテーターとして、“くらたま流”のコメントをしている。2024年2月16日に最愛の夫・映画プロデューサーの叶井俊太郎を膵臓がんで亡くす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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じいじ
読特