出版社内容情報
2023年12月、ステージ4すい臓癌で突然の余命4か月告知。
あした死ぬことがわかった私は終活をはじめた。
モノ、時間、お金、死を目前にしたとき、なにを始めたのか。
著者、渾身の一冊。
内容説明
いきなり、ステージ4のがん告知を受けた、森永卓郎の「遺言」。迷惑をかけずに、跡形もなく消え去りたい。渾身の「死に支度」ドキュメント。
目次
序章 私が身辺整理を進める理由
第1章 モノは捨てる
第2章 コレクターのケジメ
第3章 資産整理
第4章 仕事の終活
第5章 人間関係を片付ける
第6章 好きなように自由にやる
第7章 人は死んだらどうなるのか
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
経済アナリスト。1957年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。経済企画庁総合計画局、三井情報開発(株)総合研究所、(株)UFJ総合研究所を経て、獨協大学経済学部教授に就任。専門は労働経済学と計量経済学。堅苦しい経済学をわかりやすい語り口で説くことに定評があり、執筆活動のほかにテレビ・ラジオでも活躍中。2023年12月、ステージ4のがん告知を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竹園和明
45
どの臓器の癌なのかがわからない「原発不明癌」という森永卓郎氏。余命宣告された時期を超え、見られないと言われた桜の木の下で撮った写真の笑顔が凄くいい。終わりを迎える為のさまざまな分野に対する「身辺整理」を綴ったのが本書。モノや資産、仕事、人間関係などの終い方が“森永節“で記されている。TVで拝見していてもユニークな方だなぁと思っていたけど、ホントにユニークで面白い、興味深い人だ。「元気なうちから死を意識して生きる」「持つべきものは夢ではなくタスク(課題)」といった意味の深い一言一言がとても響いた作品だった。2024/11/30
こも 旧柏バカ一代
37
父親の介護は奥さんが1人で苦労したらしい。他人の父親を面倒見させられるって、、その時の支払いは父親の資産から支払わなければあとの相続で苦労するとは、、自身の資産は何千万と減り、父親の資産がキープされて遺産相続の税金を支払わされたというのは本気でショックだと思う。そうならないためにも親の資産を消費させてからの方が、、聞き出す自信が無いわ。本はほぼ電子化してるから捨てる本は本棚にある物だけだな。ほぼ手にしないから捨てても良いのかもしれない。後は農業する時間がどう頑張っても作れない。今の仕事と相性が悪い。残念。2024/10/15
chie
23
ネットで、「数千冊の本を処分する」の部分が紹介されていて、断捨離の参考になるかなと思い読んでみたのだが、著者である森永卓郎さんの、遺言的な自伝になっていて、家族や周りの人達に迷惑をかけて死にたくないという気持ちと、自由に生きてきたことへの感謝の思いが込められている本だった。序章を読むと、森永さんは、医者の陰謀で、がんに仕立て上げられたのではないかと私は思ってしまったのだけれど、本人はどう思っていらっしゃるのだろう。最後のページの、著者近影とキャプションが、なんとなく、昭和の人という感じに思えた。2024/11/04
きょん
9
森永さん、ガンに見舞われてからの動きがすごい。ひとつひとつしっかりと身辺整理していく。特に争いの種になりがちな金銭面を綺麗にしていくところ、さすがだ。そして、著名人を嘘の広告塔にした投資詐欺に関して「専門家の自分のアドバイスをただで貰えるなんてそんな上手い話があるか」と言いきるところ、溜飲が下がる。もっと森永節を聞いていたい。どうかご自愛ください。2024/11/06
あろま
6
YouTubeの要約を初めて聞いてみたけどこれはこれでわかりやすい。本を読む方が好きだな〜と思った。 2024/12/01