目次
1 ひとり暮らしはたのしい
2 食事は簡単に
3 健康法は自分勝手
4 服はありあわせ
5 忘れてもオッケー♪
6 年をとるのはおもしろい
著者等紹介
田村セツコ[タムラセツコ]
イラストレーター、エッセイスト。1960年代に『りぼん』『なかよし』『マーガレット』『少女クラブ』の表紙や“おしゃれページ”で活躍。1970年代には全国十数社と契約を結び文具、便箋や小物など“セツコ・グッズ”で一世を風靡する。1980年以降、ポプラ社の名作童話に挿絵を描き、詩作やエッセイも手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばう
61
★★★ 子供の頃からよく雑誌のイラストなどを拝見していたセツコさんがもう85歳⁉︎そのセツコさんの日常を綴ったエッセイと沢山の写真から成る本書、不思議なくらい昔見たセツコさんと全然変わっていない気がする。よく見れば確かにお年を召されているけれどヘアスタイルや服装が変わっていないせいか、あるいはその目の輝きがとても85歳には見えない、少女のようなキラキラした眼差しだからか。周りに流されない、自分の世界を確立して毎日明るく楽しく前向きに暮らしている姿がとても素敵です。「歳をとる」事に対する考え方も好きです。2023/10/13
ぶんこ
45
以前平野レミさん宅の飼い猫を田村さんが引き取られた話を耳にして以来好きになった方。実に大らかでポジティブ。お母様の介護の話が特に印象的でした。認知症になられたお母様を褒めまくるとは!この発想、私も欲しかった。本来苦手なごちゃごちゃした部屋なのに、セツコさんだと、どうして可愛いお部屋に感じるのか。とにかく若々しい。ストレスを溜めない毎日を実践されていての今の若々しさ。惚れぼれします。今まで本を通して知り得た年上女性での、一番の可愛らしさ。本当にすてき。2023/07/28
布遊
29
写真を見ても、とても85歳に見えません。85歳と言えば、杖やシルバーカーを使う人も多いと思います。お部屋もセツコさんワールド。考え方も明るくって、読んでいるわたしまで明るい気持ちになれます。2023/03/21
わんつーろっく
26
70年代小学生だった女の子なら誰もが知っていると思うイラストレーターの田村セツコさん。タイトルだけで選んだこの著者がその田村さんだと知って、なんてあの頃のイメージのままで可愛らしいの?!とびっくり嬉しい。おおらかで自然体でスーパーポジティブ🤗あんまり頑張って、若い時みたいに元気でいようとか、そういうんじゃなくて「年をとると、どうなっちゃうのかしら?」って未知の世界への興味を楽しむっていう姿勢。「遺産なしシューベルト」がカッコいいとおっしゃる。話題の[DIE WITH ZERO]マネは出来ないけど憧れ🌸2023/09/30
もえ
23
田村セツコさんの日常を豊富な写真と共に描いたエッセイ集。85歳になられてもセツコさんらしい生き方に共感。気に入った古着を何度も洗濯して愛用し、原宿を散歩し、何にでも好奇心を持って楽しく生きるコツを教えてくれる。病院には近づかず(笑)好きなものを少しずつという粗食が健康の秘訣らしい。玉ねぎや小豆好きというのにも納得。96歳まで生きた私の祖母がやはり小豆の缶詰好きでご飯にかけて食べていたのを思い出した。身の回りのものは「自分の応援団」だったり、認知症の人は「うららかになった」など言葉の使い方も粋で見習いたい。2024/02/24