出版社内容情報
前文、第9条で規定する平和的生存権を憲法規範として実体化すべく08年イラク自衛隊派兵訴訟を基軸に改めてその意義を解明する。
目次
第1部 平和的生存権裁判のひとつの到達点とその後の学説(平和的生存権論の展開状況―2008年名古屋高裁判決以降の特質;今日の憲法政治と平和的生存権)
第2部 「集団的自衛権」法制の成立と平和的生存権―安保法制違憲訴訟の展開(「安全保障」法制に対する違憲訴訟―その能否と可否;安保法制違憲訴訟における平和的生存権の主張;安保法制違憲訴訟における「憲法改正・決定権」の主張―沖縄裁判での意見書;現在司法の平和的生存権判断の問題性―安保法制違憲訴訟の中間時点で考える)
第3部 米軍基地重圧下の沖縄における平和的生存権の展開(沖縄における平和的生存権の可能性;沖縄米軍基地爆音訴訟における平和的生存権の主張;沖縄「高江訴訟」における抵抗権および平和的生存権の主張)
日本国憲法における国際協調主義の今日的意義
著者等紹介
小林武[コバヤシタケシ]
1941年京都市生まれ。南山大学教授・愛知大学教授を定年退職後、沖縄移住。現在、沖縄大学客員教授、法学博士、弁護士。専攻は憲法学・地方自治法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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平和的生存権裁判のひとつの到達点とその後の学説:平和的生存権論の展開状況 今日の憲法政治と平和的生存権 「集団的自衛権」法制の成立と平和的生存権―安保法制違憲訴訟の展開:「安全保障」法制に対する違憲訴訟 安保法制違憲訴訟における平和的生存権の主張 安保法制違憲訴訟における「憲法改正・決定権」の主張 米軍基地重圧下の沖縄における平和的生存権の展開:沖縄・平和的生存権の可能性 沖縄米軍基地爆音訴訟・平和的生存権の主張 沖縄「高江訴訟」・抵抗権および平和的生存権の主張 日本国憲法における国際協調主義の今日的意義2021/10/12
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