出版社内容情報
ヘンリー・?・ソロー[ヘンリー・デイヴィッド・ソロー]
著・文・その他
坂東 智子[バンドウ トモコ]
翻訳
内容説明
「孤独」はあなたに多くのことを教えてくれます。自分自身に向き合う一人の時間は、貴重なもの。人生に余白を持つ、というのは大切なことです。
目次
はじめに―ひとりになれば大切なことがわかる
第1章 孤独がぼくに教えてくれたこと
第2章 ひとり時間のたのしみ
第3章 お金と仕事と人生について大切なこと
第4章 持たない贅沢な暮らし
第5章 自然がぼくに教えてくれたこと
著者等紹介
ソロー,ヘンリー・D.[ソロー,ヘンリーD.] [Thoreau,Henry David]
1817年7月12日‐1862年5月6日。作家、思想家。アメリカ合衆国マサチューセッツ州コンコードに生まれる。16歳のとき、奨学金を得てハーバード大学へ入学。大学卒業後は、家業の鉛筆製造業、小学校の教師、測量などの仕事を転々とする。生涯を通じて定職に就かなかった。転職を繰り返したあと仕事をやめて、ウォールデン湖の畔に丸太小屋を建て、自給自足の生活を始める。このときの森の生活の記録をまとめた『ウォールデン 森の生活』の思想は後の時代の詩人や作家に大きな影響を与えた。その後も野外での活動を継続したが、体調が悪化、結核の為コンコードで44歳で死去した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koichiro Minematsu
56
また、私はソローと出会えた。我々は孤独を寂しいものと理解して避けたがる傾向にもあるし、結果的に取り残された、排除されたネガティブに考えがち。しかし、ソローのいう孤独とは、己の世界を自然に委ね、その経験の中に価値があるとしている。季節が落ち着いたら、一人キャンプに行きたい。2023/07/03
R
37
ある哲学者が孤独であることについて語った言葉を集めた本。全社会を否定するわけでもなく、つながらないことによる平穏の貴重さもわかりつつ、静かに生きることを渇望した人の声。多分本人が極度のADHDで、多人数下では思考がまとまらないといった弊害も多かったんじゃないかしらと邪推してしまうんだが、おおむね賛同したい内容だった。孤独の定義が何かにもよるという話になってしまうんだが、なんかわからんが集団に居ないと、または居るように強制するといったことへの反抗は正しいと思いながら読んだ。2022/11/14
カタコッタ
11
人生に余白を持つ、この一言につきます。心に沁みました。2022/11/23
ばーばら
0
本の表紙のタイトル、驚くほど作者名の書体が巨大!これもタイトルかと思った。味わい深い言葉も多いけれど、孤独と言っても、ソロー氏のように森や山奥で一人隠居したいわけではないので、全ページきちんと読まなくても良かったかも。拾い読みでいいとこ取りでもじゅうぶん味わえる。2025/01/06