内容説明
「手に負えない子どもたち」のそれぞれの症状と具体的解決策!本書では「問題を抱えている人(子ども)の事例」についてアドラーが分析し、解決策を示す。事例のなかには、精神分析医(カウンセラー)によって相談が寄せられたものもありますが、多くは、小学校の教師によって持ち込まれた、彼らが自分では手に負えない「問題のある子どもたち」の事例です。
目次
はじめに―編集者ウォルター・ベラン・ウルフ 子どもの神経症のあらましと症状の理由がわかる本
「突然意識を失う」理由―全身のジェスチャーは何を意味するのか
おとなしくて動作が遅い子ども―「過保護」という母親の支配
うそをついたり盗みをする子ども―子どもを犯罪者にしないために
ほかの子と仲良くできない子ども―リーダーになりたい欲望
赤ちゃんのままでいたい子ども―大きくなることが怖い!
けんかや窃盗を繰り返す子ども―反抗的な不良少年の心の奥
食べることのできない子ども―ハンガーストライキの理由
不良グループの言いなりになる子ども―なぜリーダーに逆らえないのか
学校でうまくいかない子ども―従順すぎる理由
不登校に陥る子ども―なにが、神経症の下地を作るのか
知的障害を疑われる子ども―先天的な知的障害の見分け方
残酷で多動な子ども―病気の症状による絶対権力
著者等紹介
アドラー,アルフレッド[アドラー,アルフレッド] [Adler,Alfred]
1870年~1937年。オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。フロイトおよびユングとともに現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立し、個人心理学を創始した。実践的な心理学は、多くの人々の共感を呼び、アドラーリバイバルともいうべき流行を生んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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