内容説明
第二次大戦前、すでにジェット機の飛行に成功していたドイツは、プロペラを必要としない新しい動力の可能性を追及していた。そしてその成果は、敗戦間近に実戦配備されたMe262ジェット戦闘/爆撃機やMe163ロケットインターセプター、Ar234ジェット爆撃機等として具現化された。これらの機体は一時的、局地的ではあったが、連合軍をパニックに陥れた。しかし連合国が真に驚愕したのは、ベルリン陥落の後に押収した、膨大な計画機のファイルを眼前にした時だった。そこには超音速機や垂直離着陸機、果ては成層圏弾道機までもが立案されていたのだ。本書は、現在最新鋭機のルーツとさえ評されるプランや、夢想、妄想とも思える珍機の類までの機体の中から、約190機を一挙紹介する。
目次
アラド
バッヘム
ブローム・ウント・フォス
フォンブラウン迎撃機
BMW
ダイムラーベンツ
DFS
ドルニエ
フィーゼラー
フォッケアハゲリス
フォッケウルフ〔ほか〕