出版社内容情報
〝世界をリードする創意的なウソつき〟を養成する国立のエリート中学「ウソ学校」。
校長いわく「わが校は、ウソがどのように世界を動かし、富と名誉を創りだしているかを教える学校」。将来は学んだウソで国家に貢献することが求められる。
離れ小島にあり、その実態は国家機密。韓国全土からトップレベルの子どもたちが集められ、厳しく管理・監視されるが、競争を勝ち抜いた生徒たちの将来は保証されている。
ある日、朝礼の時間に生徒が倒れた。これで3人目だ。なにかがおかしい。
校長の秘密を暴こうと4人の生徒が行動を起こすが、他人ばかりか自分自身をもあざむくことをよしとする「ウソ学校」の教育のせいか、互いへの疑心暗鬼がふくらんで……
つねに競争を余儀なくされ、親や学校、そして国からプレッシャーをかけられる生徒たち。その心理をリアルに描写しながら、スピーディーな展開で緊迫感を与えつつ、結末は「オープンエンディング」(明確な結末を提示しない終わり方)で閉じられる。
「良心を手放してでものし上がれ」という大人社会の要請に、「本当にそれで幸せになれるのか?」との鋭い問いを投げかける異色のYAミステリー!
現代韓国の学歴競争社会、金権政治をも痛烈に風刺する本作は、韓国で従来の児童文学の殻を破ったと評価され、児童文学賞の審査員たちを震撼させた。
第10回文学トンネ児童文学賞・大賞受賞作。
【目次】
三人目の生徒
メティススクール
ウソニュース
真実学の先生
特別講義
校長室潜入
研究と実験
一対一の面談
二度目の潜入
もどってきたヘリコプター
残された生徒たち
密告者
秘密と選択
最後のメモ
*
訳者あとがき
内容説明
〈だまされないためには、だれも信じなければいい〉“世界をリードする創意的なウソつき”を養成するエリート中学「ウソ学校」。ウソで人をあざむき国家に貢献!?それで本当に幸せになれるの??現代韓国の過酷な学歴競争社会、金権政治を鋭く風刺した衝撃の問題作。第10回文学トンネ児童文学賞大賞受賞。
著者等紹介
チョンソンヒ[チョンソンヒ]
全性姫。1979年韓国・江原道(カンウォンド)生まれ。現在はソウル在住。2009年、本作『ウソ学校』で第10回「文学トンネ児童文学賞」を受賞、作家として活動をはじめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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