中野重治・堀田善衞往復書簡1953‐1979

個数:

中野重治・堀田善衞往復書簡1953‐1979

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月31日 04時42分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784877144807
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

中ソ論争、ソ連のチェコ侵攻事件等、戦後の重大事件に際し、文学者たちは何を語り、いかに行動したか。往復書簡全82通を読む。作家・中野重治と堀田善衞が、冷戦下の1953年から中野が亡くなる1979年までに断続的に交わした全書簡82通。
これらの書簡からは、民族独立運動を背景にしたアジア・アフリカ作家運動、中ソ論争からソ連等のチェコスロヴァキア侵攻事件、中野の日本共産党からの除名問題、キューバの新たな模索、ヴェトナム戦争等々、国内外の政治・社会が激動する時代において、これに向き合い、それを考えるなかから作品を発表し、発言し行動を起こしてきた文学者たちの肉声が聞こえてくる。
本書は往復書簡のほか、中野重治と堀田善衞の往復書簡をめぐる、鎌田慧、海老坂武、栗原幸夫各氏による書き下ろし論考と、中野・堀田と同時代を生きた文学者、竹内好、加藤周一、鶴見俊輔による中野論・堀田論を再掲。また、中野重治による堀田論、堀田善衞による中野論を収録し、巻末に関連年譜を付した。
戦後、国内外で政治と民主主義が大きく揺れ動くなか、あるべき文学と生き方を模索し格闘した文学者たちの証言。

第?部 本文編
(1)中野重治・堀田善衞 往復書簡
(2)資 料
    「堀田善衞小論」……中野重治
    「墓からの声――中野重治追悼」……堀田善衞
第?部 解説編
    「中野重治と堀田善衞――戦後史のなかで」……竹内栄美子
    「中野重治・堀田善衞交流小史」……丸山珪一
    「思想家としての中野重治」……竹内 好
    「『路上の人』及び堀田善衞」…… 加藤周一
    「中野重治――自分の中の古い自分」……鶴見俊輔
    「同志的対話」…… 鎌田 慧
    「往復書簡集を読んで――私感」……海老坂武
    「中野重治と堀田善衞の「戦後」」……栗原幸夫
        *
     中野重治・堀田善衞関係略年譜
     編者あとがき

竹内 栄美子[タケウ チエミコ]
編集

丸山 珪一[マルヤマ ケイイチ]
編集

竹内 好[タケウチ ヨシミ]
解説

加藤 周一[カトウ シュウイチ]
解説

鶴見 俊輔[ツルミ シュンスケ]
解説

鎌田 慧[カマタ サトシ]
解説

海老坂 武[エビサカ タケシ]
解説

栗原 幸夫[クリハラ ユキオ]
解説

中野 重治[ナカノ シゲハル]
著・文・その他

堀田 善衞[ホッタ ヨシエ]
著・文・その他

内容説明

アジア・アフリカ作家会議、中ソ論争、ソ連のチェコスロバキア侵攻事件等、戦後の重大事件に際し、相互に信頼しあっていた文学者たちは何を話し、どう行動したか。未発表書簡61通を含めた往復書簡82通を読む。

目次

第1部 本文編(中野重治・堀田善衞往復書簡;資料(堀田善衞小論;墓からの声―中野重治追悼))
第2部 解説編(中野重治と堀田善衞―戦後史のなかで;中野重治・堀田善衞交流小史;思想家としての中野重治;『路上の人』及び堀田善衞;中野重治―自分の中の古い自分 ほか)

著者等紹介

竹内栄美子[タケウチエミコ]
1960年大分県生まれ。明治大学文学部教授。専門は日本近代文学

丸山珪一[マルヤマケイイチ]
1941年大阪府生まれ。金沢大学名誉教授。中野重治を語る会代表世話人。堀田善衞の会代表。主にルカーチ・ジェルジ、中野重治、堀田善衞の名と結びついた分野での研究と取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

29
この本を「読まねば」と思ったのは、堀田善衛が富山県出身で、2018年に生誕100年を迎え、文学館の企画展が開催されたことがきっかけだった。本書を読んで堀田善衛の文学者としての行動、生き方に強く惹かれた。16歳も年上の中野重治との1953年~1979年の間の往復書簡から、冷戦、ベトナム戦争、プラハの春、文化大革命など時代の息吹を感じることができた。堀田がアジア・アフリカ作家会議に心血を注いだ背景に、敗戦後の日本と日本国民への忸怩たる思いがあった、ということを知った。2020/01/08

風に吹かれて

12
認識不足で、二人が同時代の作家であることに驚きながら読んだ。年齢差は十六。中野1902年、堀田1918年生まれ。お互いに、敬愛しながら、そして妙な遠慮なしで接していたことが伝わってくる。戦後、アジア・アフリカ作家会議に関わる両者。堀田に関して、戦時下、戦後の上海時代、50年代60年代のAA会議時代と旺盛な創作、そして70年代以降のヨーロッパ思想史の時代の四期のうち70年代以降以外について私はほとんど知らなかったので、いろいろ参考になった。とりわけ『解説編』で掲載されている鶴見俊輔の中野重治論が面白かった。2019/09/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13230937
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品