出版社内容情報
伊奈信男賞受賞の翌年に世を去った写真家・平敷兼七氏の幻の写真集復刻版。日本「復帰」前からの沖縄の人々や日常を記録した傑作集。本書『山羊の肺』(初版2007年)で写真界に衝撃を与え、2008年ニコンサロンで開催された写真展「平敷兼七展 山羊の肺 沖縄 1968-2005年」で伊奈信男賞を受賞、翌年突然に世を去った写真家・平敷兼七氏。
その後も平敷氏への評価は高まり続け、2016年にはNHK日曜美術館の放送によって再び大きく脚光を浴び、反響を呼んだ。その作家性と作品とは、いまも若い写真家らに影響を与えている。
本写真集は、日本「復帰」前からの沖縄の島々の祭祀や風俗、米軍基地の周辺で体を売る女性たち、破壊された平和の像など、失われた風景、変わらない現実、日々を懸命に生きる人々の姿を、四十年にわたり記録した?幻?の写真集の待望の「復刻版」。写真を通して、変わらない沖縄、変わらない人間がみえてくる。
(無題)
渚の人々
「職業婦人」たち
俑
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撮影メモ
編集のことば
謝辞
平敷兼七略歴
〈復刊によせて〉
平敷兼七[ヘシキケンシチ]
著・文・その他/写真
平敷兼七写真集刊行委員会[ヘシキケンシチシャシンシュウカンコウイインカイ]
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