内容説明
分断状況、そこに起因する人間の悲喜劇を普遍的なスケールで描く、韓国を代表する劇作家の傑作戯曲集・第2弾。
著者等紹介
李康白[イガンペク]
1947年大韓民国全州生まれ、71年、東亜日報新春文芸戯曲部門に『五つ』が当選。現在ソウル芸術大学劇作課教授。受賞経歴=東亜演劇賞、ペクサン芸術大賞戯曲賞、大韓民国文学賞、ソウル演劇祭戯曲賞他
秋山順子[アキヤマジュンコ]
秋田県生まれ。未来社、影書房勤務を経て朝鮮語翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nightowl
2
「鱈々」観劇のためにシナリオを読む。北朝鮮と南朝鮮の関係を学生向けに柔らかく描いた「野原にて」逆にシニカルに描いた「ホモセパラトス」、日本人としては迂闊には語れない問題提起。「プゴテガリ(『鱈々』原作。なお悲劇喜劇2016年11月号にも新訳の掲載あり) 」は管理下社会の狭き人間ドラマ。見方を変えて物事を考えることの重要さが語られている。追記:藤原竜也版はやや作品世界へ入り易いようにコミカルな演出が目立っていた。ミステリドラマでお馴染破滅型天才とは異なる演技(低めのもごもご喋り、ミスによるパニック)が新鮮。2016/10/16
のり お
1
日本人からすると韓国らしい戯曲。2013/08/16
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