内容説明
イタリアン・リヴィエラの中心地ラパッロはミラノやトリノから近い。気候が穏やかで入江の地形が美しいことから、週末は別荘族で賑わう。古くからジェノヴァの貴族たちに好まれていた。夏場のヴァカンス、クリスマスから新年、復活祭などの時期は、イタリアやヨーロッパの貴族や芸術家たちが訪れる。そんなところでの著者の在住記である。
目次
第1章 地中海に恋をして(“ボナペティート!”;サン・トマーソの丘 ほか)
第2章 神様が機嫌のよいときに創った町(旧市街;ペーストとヌッチャさん ほか)
第3章 太陽さえ出ていれば(コルフ島;“アーモ・イル・ソーレ” ほか)
第4章 晩餐の深い悦び(出会い;シャレヴと晩餐 ほか)
著者等紹介
坂洋子[サカヨウコ]
栃木県生まれ。美術展のプロデュースをしながらレセプション・メニュー構成を手がけ、食べることと文化の関わりに関心を寄せる。1994年、イタリアに渡り、土地に伝わる料理を地元の人たちから学ぶ。97年、リグーリア地方の料理について「婦人画報」に連載。現在、北イタリアの海辺の町ラパッロに在住
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