内容説明
動物に関わる仕事に就きたくて大学を決めたトモ。２年生となり、山形へ牧場実習に行く。そこでは肉牛の世話や子牛のセリなど、授業では教わらない未知の世界が待っていた―。その実習でも一緒だった栄の様子が最近おかしい。トモの顔を見てはため息ばかり…。いったい、どうしちゃったの！？現役渋医学生の著者が描く、動物と空手と恋に彩られた日々。好評シリーズ第二弾。
著者等紹介
片川優子［カタカワユウコ］
１９８７年東京都生まれ。２００４年、中学３年生のときに書いた『佐藤さん』で第４４回講談社児童文学新人賞佳作を受賞。現在、大学の獣医学部に在籍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ぶんこ
39
牧場実習があった分前作よりは面白かったです。 しかし動物学科の青春というよりは、空手部の青春。 生活の優先順位が空手が最優先で、それ以外は後回しという、よく言えば一途なトモさんに疲れました。 この巻で打ち止めとします。2015/09/10
ジンベエ親分
37
２年生になったトモ。夏休みの農場実習の話はあるが、その他はほぼ空手道部の話しかない(笑) その農場実習の話も、早朝に出荷された肥育牛の枝セリが昼から始まるなど、ところどころ勉強不足な点が目に付く。まあ作者も分子生物学の研究室で現場はあまり知らないだろうから仕方ないけど。その空手部も学祭は前巻と同じく広島焼きの屋台の話しかなく、作者がどんな学生時代を送っていたか丸わかり(笑) 恋愛話の方は、前巻からそうなるんだろうな、と思っていた方向にそのまんま話が進んでいて、ある意味本当に素直な青春小説で良い(笑)2018/05/12
ソラ
29
なんとなくだけど主人公が良い子であろうとしすぎて逆に不快というか。自分は良いことしてるんだから、相手がそれを不快に思うのはおかしいみたいな心理が透けて見えるところが合って何となくうーん…という感じ。ただ、栄くんと主人公はなかなかいいカップルになりそう。栄のキャラは俺様キャラは良かった。2013/08/15
coco夏ko10角
25
シリーズ第2弾。空手道部に一年生が入部したり昇段試験があったり。前巻で栄くんとどうにかなりそうな感じはあったけど、思ったより早かったな。でもトモのあまりの鈍っぷりにちょっとイライラ。二章、山形へ牧場実習が面白かった、このシリーズでこういうのが読みたかったんだ。2016/08/24
ほたて
18
にやにやしちゃう。webで連載していたというこの小説、リアルタイムで読んでたらもどかしすぎてもだえていたかも。個人的には女子をお前呼びする男子はNGです。でも、でも。トモと栄のこの距離感は好き。自信家の栄の告白シーンはキュン死にするかと思った。初めて聞く口説き文句だけど。藤田香織さんの解説もそうそう！と頷きつつ読了。楽しかった。2015/04/19
