内容説明
生の苦しみ、悲しみ、輝きを「あわれ」と内にとらえる西行の歌を、時代を越えて現代に蘇らせる画期的な書。聖と俗の間を厳しく生きぬく西行像。
目次
身を捨ててこそ身をも助けめ
枯野のすすき形見にぞ見る
高野はもののあはれなるかな
やがて空しく成りにけるかな
身を苦しむるわが身なりけり
闇なるあとの身をいかにせむ
心染めける悟りにぞなる
漕ぎゆくあとの波だにもなし
生の苦しみ、悲しみ、輝きを「あわれ」と内にとらえる西行の歌を、時代を越えて現代に蘇らせる画期的な書。聖と俗の間を厳しく生きぬく西行像。
身を捨ててこそ身をも助けめ
枯野のすすき形見にぞ見る
高野はもののあはれなるかな
やがて空しく成りにけるかな
身を苦しむるわが身なりけり
闇なるあとの身をいかにせむ
心染めける悟りにぞなる
漕ぎゆくあとの波だにもなし