内容説明
混迷する少子化対策に揺れる保育所・幼稚園。民営化・選択制・総合施設のもたらす事態を予測し、市民の新たなニーズに応える公的システムを、地域生活圏から大胆に構想する。
目次
第1章 混迷する保育所・幼稚園・学童保育(政府・自治体がすすめる改革;改革によってもたらされること ほか)
第2章 どうすればコスト差を解決できるのか(コスト差を解消する二つの方法;年功型賃金から同一型賃金へ ほか)
第3章 保育所と幼稚園の関係を整理する(幼保一元化施設の現状;幼保一元化の将来像 ほか)
第4章 地域で子育ての体系を組む(次世代法で示された地域の子育て支援計画;地域の子育て計画をたてる視点―参加・自治・公的責任 ほか)
著者等紹介
中山徹[ナカヤマトオル]
奈良女子大学生活環境学部助教授。都市計画学・地方計画学専攻、工学博士。(社)大阪自治体問題研究所副理事長・大阪保育運動連絡会会長。1959年大阪に生まれる。1982年関西大学工学部卒業。1989年京都大学大学院博士課程修了。1996年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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