子どもの脳死・移植

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  • サイズ A5判/ページ数 183p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784876997565
  • NDC分類 493.9
  • Cコード C0047

内容説明

子どもの交通事故死から腎移植のドナー経験、重度脳障害児者を診療する医師として「脳死・移植」の問題点と課題を提言。臓器移植法から6年―今、何が問われているかを鋭く問う。

目次

第1章 「子どもの脳死・移植」を考える
第2章 子どもの死に立ち会って
第3章 ドナー家族の模索・思考のプロセス
第4章 子どもの脳死状態とは?―知っておきたい基礎知識
第5章 「子どもの脳死・移植」の課題
第6章 「子どもの脳死・移植」への提言

著者等紹介

杉本健郎[スギモトタテオ]
1948年兵庫県生まれ。1974年関西医科大学卒業と同時に同医大小児科勤務。1979年関西医科大学大学院修了、新生児神経学、発達・小児急性脳炎・脳症の診断と治療が専門。1980年医学博士。現在、関西医科大学男山病院小児科部長・小児科助教授。兵庫医科大学小児科非常勤講師。1996年~1997年カナダ・トロント小児病院神経科留学、同時に北欧・北米の障害児医療、臓器移植の現状を視察。「子どもの脳死・移植」(日本小児科学会倫理委員会委員)「重度脳障害児者医療」(日本小児神経学会理事・社会活動広報委員会事務局)について、自らの経験と専門医の立場から積極的に発言、活動を展開している
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感想・レビュー

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りるふぃー

6
長年覚悟を決めて本人とも話し合いながら決めてきたならまだしも、突然の出来事で平常心を失っている時に、臓器移植をするか否かの選択は苛酷すぎる。どちらを選んでも後悔する。小児神経専門医の著者ですら、我が子の脳死については頭で理解していたことと実際では違っていた。亡くなってからも、長期に渡る心境の変化が記されているこの本の内容は、とても貴重。2022/07/13

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