内容説明
子どもの交通事故死から腎移植のドナー経験、重度脳障害児者を診療する医師として「脳死・移植」の問題点と課題を提言。臓器移植法から6年―今、何が問われているかを鋭く問う。
目次
第1章 「子どもの脳死・移植」を考える
第2章 子どもの死に立ち会って
第3章 ドナー家族の模索・思考のプロセス
第4章 子どもの脳死状態とは?―知っておきたい基礎知識
第5章 「子どもの脳死・移植」の課題
第6章 「子どもの脳死・移植」への提言
著者等紹介
杉本健郎[スギモトタテオ]
1948年兵庫県生まれ。1974年関西医科大学卒業と同時に同医大小児科勤務。1979年関西医科大学大学院修了、新生児神経学、発達・小児急性脳炎・脳症の診断と治療が専門。1980年医学博士。現在、関西医科大学男山病院小児科部長・小児科助教授。兵庫医科大学小児科非常勤講師。1996年~1997年カナダ・トロント小児病院神経科留学、同時に北欧・北米の障害児医療、臓器移植の現状を視察。「子どもの脳死・移植」(日本小児科学会倫理委員会委員)「重度脳障害児者医療」(日本小児神経学会理事・社会活動広報委員会事務局)について、自らの経験と専門医の立場から積極的に発言、活動を展開している
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