内容説明
保育所給食の外部委託にどう対応するか。
目次
1章 保育所給食の歴史(戦後の保育所給食のはじまり;その後の保育所給食のあゆみ)
2章 成熟していった保育所給食の役割(子どもの豊かな成長を保障する給食を;保育の効果を高め、確かな発達を保障するための給食 ほか)
3章 保育所給食の未来に展望を(給食か「調理」か―七つの問題;三~五歳児の給食 ほか)
補論 保育制度改革と給食業務の外部委託(調理室はいらない、調理員の人件費を一般財源化;保育制度改革とは ほか)
著者等紹介
水嶋敏子[ミズシマトシコ]
大阪保育研究所所員。管理栄養士
杉山隆一[スギヤマリュウイチ]
大阪保育研究所主任研究員
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感想・レビュー
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Takao
4
2003年5月10日発行(初版)。保育園に給食室(調理室)があり、そこで栄養士・調理師の方達が子どもたちに給食を作ることがなぜ大事なのかがよくわかった。15年前発行の本書が手元にあるということは勉強しようと思って買ったのだと思うが、ちゃんと読んだのは初めて。本書巻末に、保育における規制緩和の動きが年表化されており、規制改革派は保育園をビジネスの場としか考えていないことがよくわかる。本書の時点ではあくまでも「調理室」は必置で、外部からの給食搬入は認められていなかったが、現状はどうなっているのだろうか。2019/04/25