内容説明
『郵便家屋台帳』(1883年作成)に網羅された居住者の民族、性別、職業などの分析から、タイの首都バンコクが近代都市へと変貌を遂げ始めた19世紀末の実像に迫る。
目次
第1章 水の都から陸の都市へ―19世紀末バンコク
第2章 道路沿いの市街の構造
第3章 水路沿いの住民
第4章 タイ人女性戸主の位置づけ
おわりに―都市の不在あるいは東南アジア的都市
付論1 郵便家屋台帳からみた19世紀末のバンコク人口―予備的考察
付論2 19世紀末のバンコクを求めて
19世紀末のバンコクを求めて 続編
著者等紹介
坪内良博[ツボウチヨシヒロ]
甲南女子大学学長、京都大学名誉教授。1938年京都府に生まれる。京都大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程修了。京都大学文学博士。京都大学東南アジア研究センター助手、助教授を経て1982年教授、1993年より同センター所長、1998年大学院アジア・アフリカ地域研究研究科へ移籍、研究科長を経て定年退職。甲南女子大学文学部教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。