内容説明
インド、中国の原型からそのバロック的展開へ。都城の理念と形態をユーラシア大陸全域について体系的に整理し、イスラームをも論じることで、アジアにおける都城の原型とその展開を精密かつ壮大に俯瞰する。
目次
第1部 古代インドと古代中国の都城思想(古代インド世界の都城思想;古代中国世界の都城思想;古代インドと古代中国の都城思想比較論;古代インドと古代中国における初期都市の同型性)
第2部 都城のバロック的展開(東南アジアでのインド都城思想の受容とバロック的展開;中国都城のバロック的展開;中国世界周辺での中国都城思想の受容とバロック的展開(1)―日本
析出核A2周辺での中国都城思想の受容とバロック的展開(2)―ヴェトナム
都城思想と2つのアジア―イスラーム世界の位置づけ)
第3部 18世紀ヒンドゥー世界両端の建設都城(ジャイプル―近世インド世界の「バロック化」都城;チャクラ・ヌガラ―近世バリ世界の「バロック化」都城)
著者等紹介
応地利明[オウジトシアキ]
1938年、大阪市生まれ。1964年、京都大学大学院文学研究科博士課程中途退学。1964年から2009年まで、国・公・私立の計6大学8部局に勤務。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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