出版社内容情報
米国の強い主導の下,超インフレ経済を権威主義的政治と新自由主義を導入して乗り切った南米の国々。しかしマクロ経済レベルの安定と発展は可能と なったものの,格差拡大と社会の不安定化に悩む国も多い。しかし,奇跡の政治的安定を達したブラジルのような国もある。20世紀の政治経済史に遡って,今日の複雑な南米事情を説明する。
内容説明
米国の強い主導の下、超インフレ経済を権威主義的政治と新自由主義を導入して乗り切った南米の国々。しかしマクロ経済レベルの安定と発展は可能となったものの、格差拡大と社会の不安定化に悩む国も多い。しかし、奇跡の政治的安定を達したブラジルのような国もある。20世紀の政治経済史に遡って、今日の複雑な南米事情を解説する。
目次
ネオリベラリズム後のラテンアメリカ
第1部 紛争や格差に向き合う民主主義(運動と統治のジレンマを乗り越える―エクアドルのパチャクティック運動と祖国同盟の展開過程を手がかりに;コロンビアにおける和平プロセスの政治性―国内紛争の展開から見た新自由主義改革による政治の不安定化;ポストネオリベラリズム期ペルーの社会紛争と政治の小党分裂化)
第2部 政党政治の安定化と課題(ブラジルにおける争点政治による政党政治の安定化と非エリート層の台頭;ネオリベラリズムと周辺国型社民主義―ウルグアイのケース;チリにおける政党システムの硬直化と政治不信―「二名制」選挙制度がもたらす「駆け引き政治」の落とし穴)
著者等紹介
村上勇介[ムラカミユウスケ]
1964年生まれ。京都大学知域研究統合情報センター准教授。ラテンアメリカ地域研究、政治学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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