学術選書
古代中国 天命と青銅器―諸文明の起源〈5〉

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784876988143
  • NDC分類 222.03
  • Cコード C1320

内容説明

天命とは、天神が特定の支配者を選び、天下を委ねることを言うだけでなく、天命は分割され、全ての者が命を分け持つとされていた。中国初期王朝時期に属する西周王朝の、こうした特徴ある体制理念を、同時代資料である青銅器の銘文を用いて解き明かす。当時の統治を支えていた、命、徳、孝などの観念は、変形してはいるが、現在にも生きている。

目次

序章 青銅器を通して見えるもの
第1章 禹の九鼎
第2章 大地の精霊
第3章 祖霊と青銅器
第4章 冊命儀礼
第5章 天命の実態と機能
第6章 徳の継承
第7章 天命のゆくえ

著者等紹介

小南一郎[コミナミイチロウ]
京都大学名誉教授。フランス極東学院京都研究所研究顧問。龍谷大学非常勤講師。専門は、中国の古代・伝承文化研究。1942年、京都北白川に生まれる。1964年、京都大学文学部卒業。1969年、京都大学文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。京都大学人文科学研究所助手、京都大学文学部助教授、京都大学人文科学研究所教授を経て、2005年に、京都大学より定年退職。研究領域は、漢字の起源、儀礼制度、中国古代宗教史から、神話、小説史、民間伝承などにおよぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぬのさと@灯れ松明の火

3
伝承上での周の文王、武王の役割分担に納得。2014/08/12

Mr.deep

2
金石文の泰斗が何の衒いも容赦もなくその知識を惜しみなく叩きつけてくる一冊。歴史にも漢文にも多少の造詣があると思いあがってた自分の増上慢を叩きのめしてくれました。2024/09/01

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