内容説明
ポスト20世紀の多文明世界の構図「世界単位論」。植民地主義に支配された近代の国民国家の枠組を越えた共生の議論で話題を呼んだ著者が、型破りの研究人生を振り返る。地質学研究から「景観学的地域研究」へ、そして自らの故郷へ…。日本の地域研究の発展の歴史を織り込んだ興味深い個人史と、今、「郷土に生きる」学を模索する著者の格闘の姿から、学ぶとは何かを考える。
目次
第1部 地域と世界(地域研究の曙;地域研究の深化;世界研究への傾斜)
第2部 地域と自分(大学での地域学;地域学の実践;地域に住む)
著者等紹介
高谷好一[タカヤヨシカズ]
聖泉大学教授、京都大学名誉教授、滋賀県立大学名誉教授。1934(昭和9)年、滋賀県守山市に生まれる。1958年、京都大学理学部卒業。京都大学東南アジア研究センター助手、助教授を経て、1975年から京都大学東南アジア研究センター教授。1995年から2004年まで滋賀県立大学人間文化学部教授を務め、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。