内容説明
“開発の知”と、拡大する世界銀行のヘゲモニー。環境保護主義と市場主義の「思いがけない結びつき」、グリーン・ネオリベラリズム。その権力性を明らかにし、「静かな支配」の実像に迫る。
目次
第1章 世界銀行を理解する
第2章 世界銀行の台頭
第3章 知識の生産―世界銀行のグリーン・サイエンス
第4章 あたらしい学問の誕生―環境知識の生産
第5章 エコ統治性と環境国家の生成
第6章 水の民営化、市民社会のネオリベラル化―越境する政策ネットワークの権力
第7章 それは閉鎖できるか?
著者等紹介
ゴールドマン,マイケル[ゴールドマン,マイケル][Goldman,Michael]
1994年、社会学博士(カリフォルニア大学)。現在、ミネソタ大学社会学部准教授、マクナイト・プレジデンシャル・フェロー(McKnight Presidential Fellow、将来有望な准教授に授与される米国のフェローシップ)
山口富子[ヤマグチトミコ]
1995年英国国立バース大学社会科学科開発学修士、2004年ミシガン州立大学社会学部博士課程修了。社会学博士。国際連合地域開発センター研究員を経て、国際基督教大学教養学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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