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姓の継承と絶滅の数理生態学―Galton‐Watson分枝過程によるモデル解析

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  • サイズ A5判/ページ数 234p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784876986125
  • NDC分類 417.1
  • Cコード C3041

内容説明

日本には10万種を越える姓が存在し、その中には200万人以上が名乗っているものから、親戚以外にはまったく同姓がいない希少なものまである。この多様性は、どのようにすれば保たれるだろうか。夫婦別姓の問題が主として個人の権利という観点から論じられる中で、姓の種類の多さを文化的な豊かさの指標の一つとしてとらえ、多様性の維持という「生態学的」観点から姓のあり方に迫る。

目次

第1部 姓の多様性と継承過程の数理モデリング(姓の多様性の尺度;Galton‐Watson型分枝過程による姓の継承;年齢依存型分枝過程による姓の継承;姓の継承における姓構成の効果)
第2部 数理モデルの応用(日本の姓の多様性;日本における姓の存続性)

著者等紹介

佐藤葉子[サトウヨウコ]
帝塚山大学人文科学部非常勤講師。奈良女子大学修士(理学)。1998年奈良女子大学大学院修士課程理学研究科情報科学専攻修了。大阪大学基礎工学部卒業後、中国電力株式会社、帝塚山大学情報教育研究センターティーチングアシスタント(同時期、奈良女子大学大学院入学)をへて、1999年4月より現職。専門は生物数理、数理生物学

瀬野裕美[セノヒロミ]
広島大学大学院理学研究科数理分子生命理学専攻助教授。理学博士。1989年京都大学大学院理学研究科博士後期課程研究指導認定同日退学。日本医科大学医学部助手、広島大学理学部講師、奈良女子大学理学部情報科学科・大学院人間文化研究科助教授をへて、2001年4月より現職。専門は生物数理、数理生物学
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感想・レビュー

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kinaba

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題材は面白いが中身が微妙という評を聞いて、題だけでこんな面白いのに中身が微妙になる訳あるかいな、と思い読んだら中身が微妙でした。これ卒論か夏休みの宿題か何かですかね。数理モデルを解説するなら、例えばどんな取捨の上に立つモデルなのかとか、頑強性はどうか(実予測に適用する際フィールドワークで希少姓のデータが集めきれないことの影響がどうか)という前段階や、モデルから計算して得られる評価値の解釈(期待値や分散がこの式になるとはつまり何か)という後段階が重要で、その中間の誰でもできる計算問題の回答を並べられても。2014/01/05

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