内容説明
「国際化」は半世紀におよぶ日本のスローガンである。しかし人々の受け止めは、真に「国際的」なのか?「文化仲介者」と呼ばれる人々の言説から「国際化」の中の日本人の実状に迫る。
目次
第1章 グローバリゼーションと多文化主義
第2章 海外・帰国子女教育から国際理解教育へ
第3章 方法論
第4章 公的なディスコース(政策と研究)
第5章 文化仲介者と異文化理解
第6章 文化仲介者の文化観
終章 文化本質主義から解放されるために
著者等紹介
馬渕仁[マブチヒトシ]
大阪女学院短期大学助教授。モナシュ大学文学部博士課程満期退学。大学在学中にタイに留学。中学・高校の教員を勤めた後、渡豪。大阪助学院短期大学専任講師を経て、平成8年より現職。Ph.D.(モナシュ大学)
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