内容説明
『哲学原本』3部作の中核をなす『人間論』をラテン語原文からの正確な翻訳で提供する。
目次
視覚線と運動の知覚とについて
じかに見た視覚による、ということはつまり、いかなる反射も屈折も存在しない場合の、対象の見かけの場所、すなわち一般的な言い方では、像の場所について
透視図法における対象の表現について
平面鏡および球状凸面鏡における、映された対象の見かけの場所について
球状凹面鏡に映された対象の見かけの場所について
一回だけの屈折を経て見られた対象の見かけの場所について
二度の屈折の後でのものの見え方について、すなわち球面状の凸レンズまたは凹レンズを用いた一般的な視力補正具について
二重にされた視力補正具、すなわち望遠鏡と顕微鏡について
言説と知識について
欲求と忌避、快と不快、ならびにそれらの原因について
感情、すなわち心の擾乱について
気質と習性について
宗教について
仮構上の人間について
著者等紹介
本田裕志[ホンダヒロシ]
龍谷大学文学部教授。1956年東京都に生まれる。1987年京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。2007年より、龍谷大学文学部助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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