内容説明
プロイセンとザクセンを中心に、領邦諸国家の統計調査機関の設立経緯を論じ、ドイツ統一の過程でそれらの機関がどのような変革を遂げて、帝国統計として世界をリードするに至ったかを解き明かす。また、当時の経済統計の集約であった営業統計が、営業表段階からいかなる試行と経過を辿って近代的調査=営業センサスへと展開しえたかを究明する。
目次
第1章 プロイセン王国統計局の設立
第2章 プロイセン王国および関税同盟における統計表
第3章 ザクセン王国統計協会(1831‐50年)
第4章 ザクセン王国における初期人口・営業統計
第5章 レーデンと「ドイツ統計協会」
第6章 エンゲルとザクセン王国統計改革
附論 ザクセン王国における生産と消費の均衡問題―エンゲル法則の起源をめぐって
第7章 エンゲルとプロイセン王国統計改革
第8章 営業統計の近代化―営業表から営業センサスまで
終章 19世紀ドイツ社会統計形成の特質
-
- 電子書籍
- あまり聖女を舐めないことね 19話「望…