内容説明
作物生産技術は、二つの大問題に直面している―急速な人口増加と、温暖化・水資源の枯渇・富栄養化そして耕地土壌の荒廃といった環境問題だ。我々は、「緑の革命」以上の収量を実現できるのか?同時に、環境を持続させることが出来るのか?遺伝子的アプローチから、水資源利用の新しい形まで、農学の総力を挙げた研究を紹介する。
目次
第1章 酵素による新規な糖質の合成と食品への利用
第2章 21世紀の主食をめざして―発芽玄米の技術開発と機能性
第3章 水産物の色―悪玉色素と善玉色素
第4章 食品製造における汚れと洗浄
第5章 生ごみからプラスチックと燃料を作る―生ごみは宝だ
第6章 おいしい食品を創る
第7章 食による生活習慣病の予防
第8章 食品安全の考え方とレギュラトリーサイエンス
著者等紹介
安達修二[アダチシュウジ]
京都大学大学院農学研究科教授(農産製造学、食品生物科学専攻)。1951年兵庫県豊岡市生まれ。1978年京都大学大学院農学研究科博士課程中途退学。1978年京都大学工学部助手。1984年新居浜工業高等専門学校工業化学科助教授。1988年静岡県立大学食品栄養科学部助教授。1990年京都大学農学部助教授。2003年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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