内容説明
そもそも“確率”とは何か?ということも実は簡単には答えられないのである。数学的には厳密な公理的確率論が確立していることによって、数学者は“確率”とは何か?という問題に無関心になった。ところが、決定論、というより断定的ものの言い方は理解されやすいが、学問の世界でも日常の世界でも確率を伴った表現はいまひとつ納得ができない感じを受ける。本書は、数学的に厳密な“確率”を応用する場合、そのあたりから議論しなければならない、という問題意識で書かれた教科書である。
目次
第1章 偶然の量的表現としての確率(偶然と必然;種々の立場から見た“確率” ほか)
第2章 数学的に定式化された確率(根元事象の確率―場合の数が高々可算個の場合;集合演算の練習 ほか)
第3章 積分論としての確率(確率変数の分布;事象の独立と確率変数の独立 ほか)
第4章 極限法則としての確率(ボレル・カンテリの補題;マルコフ連鎖 ほか)



