内容説明
『指輪物語』は、J.R.R.トールキンが半生をかけて創造した「中つ国」をめぐる壮大な歴史の一つです。イギリスに創世神話がないことが不満だったトールキンは、万物創世から神話世界を経て、人の世に至る一大叙情詩を歌い上げたのです。トールキンは「中つ国」の設定を細部に至るまで練り上げ、現代へつなげていきました。『指輪物語』と『ホビットの冒険』、『シルマリルの物語』を中心とした、『中つ国』をめぐる物語は、欧米で二十世紀最高の文学とたたえられています。本書は、『指輪物語』を知った全ての人に捧げるべく、インターネットで指輪物語関連のサイトを運営しているファンの考察、データを中心に編集しました。
目次
第1章 指輪物語をめぐる旅へ・出発!
第2章 指輪物語に寄せて・炉辺の夜
第3章 指輪物語をめぐる事象から・贈り物
第4章 トールキンをめぐる世界・道しるべ
付章 映画「ロード・オブ・ザ・リング」
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