Ｃ・ｂｏｏｋｓ 小沢健二の謎―渋谷軽快溌剌王子

西田 健【著】

アートブック本の森（1996/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 171p／高さ 18cm
• 商品コード 9784876932979
• NDC分類 767.8
• Cコード C0295

目次

１　オザケンが王子様になった瞬間
２　「オザケン」バッシングの背景
３　小沢健二「言葉狩り」の真相
４　オザケン教、その誕生のワケとは
５　子供時代「僕は救われたかったんだ」
６　青春の「暗闇から手を伸ばせ」
７　「オザケン時代」は到来したのか？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[寺基千里]

当時を知らない身とすれば、小沢健二という存在がどのように受容されてきたのかを知るのにはちょうど良い。どうして彼が自らを敢えて王子様と名乗ったのかの考察は面白かった。やはり、彼はその身を持って当時の閉塞感みたいなものを全力で受け止めようとしたのだと思う。ただ彼の過去を小説形式で書くのはどうだろうか？全てが事実ではないにしろ、彼の過去をまるであったかのように描く事に違和感はあった。あと、この手の「〇〇の謎」シリーズって滅多に見なくなったように思う。

2019/11/13