内容説明
「…きっと、どんないのちにも、うまれたときからこんなひかりがある。だからな、ふみや。どうでもいいものなんて、どこにもひとつもないんだよ」おじいちゃんはぼくにいのちのひかりをみせてくれた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミーコ
38
可愛い表紙に惹かれて手に取りました。今まで お父さん、お母さんの愛を一心に受けて来たのに、赤ちゃんが生まれる事により おじいちゃんちに預けられる「ぼく」。赤ちゃんなんか要らない って気持ち分かります。私も妹が生まれる時 同じ気持ちになりました。でも、赤ちゃんに会って そんな気持ちは何処へやら・・・。ぼく の指をしっかり握る赤ちゃんに愛しさを覚えます。おじいちゃんの姿を見て そして弟に対面して ぼくが成長して行く姿に眩しさを感じました。2018/08/30
遠い日
5
もうじきおにいちゃんになるぼくは、しばらくおじいちゃんの家に預けられる。その寂しさから赤ちゃんのことが、どうしても認められないぼく。そんなぼくに、命の尊さを説くおじいちゃん。自らも嵐に負けなかったトマトの頑張りを見て、気付きを得る。生まれた弟の小さな手の思わぬ力強さに、感じ入るぼくは、その時すでに「兄」になったのだ。兄弟の誕生をきっかけに、成長する子どもの心の成長を瑞々しく描く物語。2015/01/01
chiko
1
長男ってほかに代えがたい愛おしさがあるから、心配しなくて大丈夫だよ、お兄ちゃん。2015/02/28
楓 a
0
もうちょっとゆっくり目に読んだ方がいいんちゃう?こういう風に…。(小学校での読み聞かせ用に借りてきた本の読み方を指導してくれました(笑))2011/06/19
楓 a
0
赤ちゃんの手がしっかり握ってるとこが、トマトの根っこと一緒やったんやなぁ。2011/06/16