感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
6
12場面の紙芝居。富士山の美しいその形がどうやってできたのかを民話風に語るお話。自分の山が一番だと豪語する赤鬼が、富士山に嫉妬して壊しにかかる。しかし、1年経っても頭頂部をぽっちり削っただけ。ところが、その美しい形をいたく気に入った赤鬼は悦に入って、嫉妬は消え去り、富士山の威容を湛えたということです。赤鬼の勝手解釈ですが、スケールが大きなお話なので、どこかほのぼのした印象も。2021/09/25
