内容説明
本書では終始、「Linux対Windowsの構図を描くことは間違いだ」と主張しました。これは、「Linuxの競合はWindows98ではない」ということと、「一般誌/紙が喜びそうな対立構図に惑わされてはいけない」ということです。そして、現状でのLinuxは、「PCサーバーと呼ばれる小型マシンの用途のうちインターネット・ホスト用OSとしてのみ高く評価されている」ことを正確に認識して欲しいのです。特定用途でのみ高い評価を受けているものの、コンピュータ・システム全体の中で圧倒的支持を得ているわけではないのです。それはジャンルこそ違いますが、WindowsやUNIXも同じです。すべてを満足させるOSなど存在しません。
目次
第1章 Linuxとは何か?
第2章 Linuxユーザーは何を考えているのか?
第3章 Linuxビジネスにおける可能性は?
第4章 われわれはなぜLinuxをサポートするのか?
第5章 Linuxの登場でパソコンがどこまで変わる?