内容説明
だから、伝えたい。命の本当の大切さを。雪の中で凍死を図った。病院の屋上から飛び降りようとした。愛する子供が、親が、自ら逝ってしまった…。苦しみや悲しみの底から、勇気を持って立ち上がる人たち。年間3万人の自殺者が一人でも減ることを願って自殺未遂者と遺族たちが綴る、感動の手記。
目次
第1部 未遂者たちの手記―ほんとうに死のうと思った(死にそこないでも、生きていく―経営難で自殺未遂;息苦しさから逃げたかった私―家族を捨てた逃避行の末に;病院の屋上に吹いた風―事故の後遺症と妻の危篤)
第2部 遺された者の思い―それでも人生は続く(自分の人生の主人公は自分だ―ある自殺遺児のメッセージ;天国の、愛する佳樹へ―ひきこもりの息子を喪って)