出版社内容情報
商品は突然出現するものではなく、つくり出そうとする動機や発想がある。それを具体化する計画を「企画」と呼び、これに基づいて開発が行なわれる。本書は、自動車会社のチーフエンジニアとして、数多くの自動車の企画と開発の業務に携わった著者が、その経験を基に、どのように自動車が企画、開発され世の中に現れるのかを、具体的な事例を交えながら紹介する。
内容説明
商品は突然出現するものではなく、つくり出そうとする動機や発想がある。それを具体化する計画を「企画」と呼び、これに基づいて開発が行なわれる。本書は、自動車会社のチーフエンジニアとして、数多くの自動車の企画と開発の業務に携わった著者が、その経験を基に、どのように自動車が企画、開発され世の中に現れるのかを、具体的な事例を交えながら紹介する。
目次
自動車事業のプロセス
自動車の開発組織
自動車開発の発端について
自動車の企画
車両開発
原価企画
重量企画
RE活動と量産ライン試作
発売準備
ラインオフ
企画部の葛藤
著者等紹介
堀重之[ホリシゲユキ]
1953年岐阜県大垣市生まれ。東京大学大学院工学系研究科舶用機械工学博士課程修了。工学博士。1980年トヨタ自動車工業株式会社入社。対米カローラ小型エンジンの開発。東富士研究所でセラミックエンジン、エンジン冷却系、メタンールエンジンの研究開発。脱自動車製品の研究。1991年車両の製品企画部で車両の開発を推進。アシスタントチーフエンジニアとしてコロナ、アベンシス、コロナプレミオ、カリーナ、台湾向けコロナを担当。以後、2013年退社まで、一貫して車両の走行性能の研究開発を行なう。1997年から開発責任者であるアシスタントチーフエンジニア、チーフエンジニアとして、オーパ、プレミオ、アリオン、カルディナ、サイオンtCを担当。2004年からエグゼクティブチーフエンジニアとしてプリウス、アベンシス、セリカ、MR-S、アルディオ、ビスタ、プレミオ、アリオンを担当。さらに次期大衆スポーツカー(スープラ後継車)の研究開発に携わる。2005年より走行性能の人間の感覚に関する共同研究、各種研究を行う。2007年よりEQ推進部(車両の原価集計部署)でレクサスLFA、米国カムリの原価企画を担当。2010年スポーツ車両統括部でGスポーツプリウス、Gスポーツヴィッツの製品企画を担当。2011年燃料電池開発部で次期燃料電池車の車両企画実施。2013年退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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piropillow
Ryo