内容説明
生活に利便性や楽しみを与えてくれる自動車も、運転操作をひとつ間違えれば悲惨な事故を引き起こしてしまう。事故のもたらす悲しみや後悔の念は容易に消えるものではない。本書では、交通事故が起きた経緯と共に、著者自らが、交通警察の現場や安全運転教育実務のなかで体感したことを交えて解説し、安全運転の基本となる心構えを説く。
目次
第1章 事故と責任
第2章 ルールの基本
第3章 交差点の事故
第4章 運転者の心理と行動
第5章 危険な当事者たち
第6章 安全の確認と操作
第7章 反省と教訓
著者等紹介
福田和夫[フクダカズオ]
1928年群馬県前橋市生まれ。1942年法政大学付属旧制中学中退、旧海軍航空兵志願。1948年埼玉県警察官、多くの期間を交通警察部門に従事。1977年警察大学交通教養部教授、埼玉県警察本部交通部長、浦和警察署長等を歴任。1984年警察官退職、埼玉県安全運転学校長、埼玉県自動車学校長、埼玉県自動車教習所協会副会長、埼玉県交通教育協会専務理事、株式会社「交協」取締役歴任。その後、安全運転アドバイザーとして講演などに従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ハパナ
7
教習所や免許更新の際に配布される安全教育本の様な内容ですが、ルールは守るべきという観点ではなく事故後の展開を主に取り扱った本です。まえがきより”交通事故は、体験して学ぶというわけには決していかないのです。”/昔一世を風靡したボブサップ氏が「体重約150kg:100m走11秒台(約32km/h)」とすると運動エネルギーは”0.6万J”。某HV車が「約1,300kg:32km/h」だと”5.1万J”。60km/hだと”18.0万J”。幹線道路だとサップ氏短距離走30人分のエネルギーですね。2018/05/01