内容説明
この本は、ふだんつい忘れがち、あるいはノーテンキにクルマのハンドルを握っていては見えないが、舞台裏で着実に仕事をしている人たちの世界にスポットを当てたものだ。言うなれば「モノづくりの人たちの世界」、すなわち「たたき上げた自分の腕に、誇りをもってひと筋に仕事に打ち込んでいる人たち」。
目次
伝説の板金技術によるクルマづくりの半世紀―鈴木義雄さん
仕事に誇りを持つ旧い輸入車専門の板金職人―山田義美さん
フェラーリの塗装と板金のプロフェッショナル―荒井克延さん
アルミフレームの溶接のプロは、元世界GPライダー―小園勝義さん
旧くて新しい表面処理技術「メッキ」に取り組み25年―岡田吉晴さん
部品をチューンするマジック!表面処理技術―浜崎幸一さん
旋盤・フライス盤の世界で生き抜く!―行谷吉治さん
日本のラリーの歴史と共に歩んだ男のモノづくり―高崎正博さん
エンジンチューニングのプロ、東名パワード―鈴木修二さん・純三さん
整備工からエンジン・リビルトメーカーとして独立―千葉菊雄さん
エンジンのオーバーホール専門―三留善三さんとその兄弟
ブレーキライニング一筋40年―中山栄さん&岡村正則さん
シートの張り替え・幌の製作50年の職人―佐藤克美さん
旧い英国車をリストア、趣味でバイクいじり―高橋忠道さん
FRP製作半世紀の職人というより芸術家―浜素紀さん
著者等紹介
広田民郎[ヒロタタミオ]
1947年(昭和22年)3月10日、三重県・菰野町に生まれる。三重県立四日市工業高校・工業化学科卒、早稲田大学第2文学部英文学科卒。PPS海外通信社社員のかたわらTBSテレビ番組宣伝部・外部ライター。1975年(昭和50年)、内外出版社入社、雑誌「オートメカニック」「ヤングマシン」「月刊自家用車」の編集部員を経て、1990年(平成2年)よりフリージャーナリストに
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