出版社内容情報
滞日十年を越えたフランス人による体験的「文楽」批評。視覚と聴覚のバランスを目指す文化の美意識を探る、創見にみちたエッセイ。
滞日十年、自身も義太夫をまなぶフランス人批評家の、体験的「文楽」エッセイ。「見せる」西洋に対して「聞きどころ」の日本における「声」についての考察から、視覚と聴覚のバランスを目指す文化の美意識を探る。バタイユ、ギュヨタなど著者が専攻する作家を援用しつつ、日本的主体を論じてはバルトやパンゲに連なっていく批評には大きな魅力があり、これまでの文楽の見方を一新させる。多くの創見とエスプリにみちた身体芸術論にして芸術人類学。
碑文に代えて、まずは簡潔に
島の住人たち
血みどろのものたち
穴のあるものたち
介在するものたち
訳者あとがき
参照文献
内容説明
滞日十年、自身も義太夫をまなぶフランスの批評家による、体験的文楽論。バタイユ、ギュヨタなどを援用しつつ、ロラン・バルト『記号の国』に連なっていく批評には新鮮な魅力があり、これまでの文楽の見方を一変させる。多くの創見とエスプリにみちた身体芸術論。
目次
碑文に代えて、まずは簡潔に
島の住人たち
血みどろのものたち
穴のあるものたち
介在するものたち
著者等紹介
ビゼ,フランソワ[ビゼ,フランソワ] [Bizet,Fran〓ois]
1963年生まれ。パリ第三大学にて博士号取得(フランス文学)。現在、東京大学総合文化研究科・教養学部准教授(フランス文学)
秋山伸子[アキヤマノブコ]
1966年生まれ。1994年、パリ第四大学にて博士号取得(フランス文学)。現在、青山学院大学文学部フランス文学科教授。訳書『モリエール全集』(共同編集・翻訳、全10巻、臨川書店、2000‐2003年)の翻訳により、第10回日仏翻訳文学賞受賞(2003年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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