内容説明
エンジン入門というと工学的な内容を説明するためにどうしても教科書的になり、物理的な現象などについては自明のこととして話が進んでいく。技術者になろうとする人にとっては、それでもよいかもしれないが、そのメカニズムについて苦手な感じをもっている人には、最初から壁があるようなものとなる。そこで、最初からこうした教科書的な順序を無視し、基礎的な工学知識がなくとも、エンジンとはどんなものかわかるような本にしたいと思って取り組んだのである。そのために、クルマ好きだがエンジンについてあまり知らないという若い人たちと話し合い、彼らの疑問に応えるように考えてつくられたのが本書である。
目次
プロローグ “もっと空気を”
クルマの心臓部といわれるエンジンは?
多くの部品からつくられるエンジン
エンジンの基本は100年前と同じ
クルマのエンジンと飛行機のエンジン
高性能エンジンと実用型エンジン
エンジンの大きさの基準は排気量〔ほか〕
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