内容説明
認知症ケアに究極の方法論なんてないんだな。その人は依然としてそこにいる。そう信じることからケアは始まる。
目次
こだまはゆっくりと返ってくる
サービスについての意見を聞く
誰かそこにいるの?
人はそれぞれ異なる方法で影響を受ける
コミュニケーションは可能
力を奪うこと
時間とペースの感覚
「ライフストーリー」の価値
環境の影響
非言語コミュニケーション
挑戦的な行動
グループワーク
告知すべきか、せざるべきか―それが問題なのか
内省的結論
著者等紹介
ゴールドスミス,マルコム[ゴールドスミス,マルコム][Goldsmith,Malcom]
過去20年間に認知症への関心を深め、スコットランドのスターリング大学認知症サービス開発センターの研究員として認知症をテーマに幅広く執筆や講演活動を展開。退職後の現在、認知症と前立腺がんを含む老化に関連する問題についての執筆や対応で活躍
高橋誠一[タカハシセイイチ]
東北福祉大学総合福祉学部教授。北海道大学大学院を経て、同大学助手。その後、札幌大学を経て現在に至る。小規模多機能ホーム研究会代表、パーソンセンタードケア研究会世話人、のぞみホーム理事
寺田真理子[テラダマリコ]
長崎県出身。父親の仕事の関係で幼少時よりメキシコやコロンビア、ベネズエラと南米諸国を転々とし、ゲリラによる日本人学校脅迫や自宅の狙撃を経験。帰国後、都内の高校に進学。追っかけに熱中し、そこで身につけた行動力がその後の人生の指針となる。東京大学法学部卒業後、国際会議コーディネーターの傍ら、舞台出演や自主映画の主演、監督、制作を務める。多数の外資系企業での通訳を経て、現在は読者セラピー活動のほか、主に翻訳や講演を通して「パーソンセンタードケア」の普及に力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。