内容説明
介護施設には「患者」ではなく、暮らしているお年寄りがいるのです。「医療モデル」ではなく「生活モデル」を描けるか否か、いま、ナースの力量が問われています。
目次
第1章 生活施設の看護とはなにか(老人介護抄史;看護職のほんとうの役割 ほか)
第2章 問題解決の方法(看護師も経営的発想を;ケースワークも範囲内 ほか)
第3章 生活施設の介護力(お年寄りはケアの質を直接映し出す)
第4章 生活モデルのターミナルケア(老いを拒む社会になっていないか;特養で看取られること)
著者等紹介
鳥海房枝[チョウカイフサエ]
千葉県出身。日本赤十字中央女子短期大学(現日本赤十字看護大学)卒業。東京都北区の保健師として36年間活躍。保健所、障害者センター、お年寄り相談係を経て、1998年新設の特養ホーム北区立「清水坂あじさい荘」の設立に関わる。保健師としての原点「生活への関わり」を要に施設全体の介護を創造し、質を維持している。厚労省の施策推進に関して提言を乞われ、積極的な発言をしている。2007年現在、清水坂あじさい荘副施設長、保健師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tnk.UZ
1
これを読んでケアが変わらない看護師は、看護師を辞めたほうが良い。
elica
0
病院勤務から老人ホームに変わるときに参考にした本 タイトルは硬いけど 「生活の場」で看護をするってこういうことなんだとイメージしやすい本でした 内容は真面目な内容もウィットに富んでいて 動画で鳥海先生を見て さらにファンになりました2010/03/14
アズキ母さん
0
うちの特養の看護師長に何とか読ませる手はないものか。介護職の気づきを全く拾おうとせず、受診は遅れ、なくなってしまったケースすらあるのに反省の色なく、大きな声で大股で歩いている…。2014/04/14