内容説明
教師生活38年、ぼくがいま語りたい学ぶということ。哲学を持たない教師に子どもを教えることはできない。現場から生まれた名取弘文の教育哲学には、論だけではない強さがある。もっと自由に、もっとオープンに。教科書、学校、制度から解放されて、学ぶことのほんとうの意味を問う一冊。長倉洋海(写真家)・川田順造(文化人類学者)・小林敏也(絵本作家)との対話も収録。
目次
第1章 人間はいつも学びたがっている(ぼくは子どもの邪魔にならない教師;みんなの行く手に世界がある)
第2章 教科書の外へ(なぜぼくはインタビューするのか;モッゴが来たり、馬が逃げたり―私のふるさと、子どもの頃;ここはどこ私はだれ―北大東島から鳩間島へ ほか)
第3章 さらば教室、さらば制度(笑顔のパスポート―写真家・長倉洋海さんに聞く;文字のない社会にあって、文字のある社会にないもの―文化人類学者・川田順造さんに聞く;学力信仰から自由になる―総合学習の西の元祖・園田雅春さんとの対話 ほか)
著者等紹介
名取弘文[ナトリヒロフミ]
1945年、東京都荒川区に生まれる。1967年より神奈川県藤沢市の公立小学校教諭となり、現在は藤沢市立浜見小学校勤務。専門は家庭科。「子どもたちのじゃまにならない軽い教師」を教育信条とし、“おもしろ学校理事長”“教育占い師”を名乗る
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