「子ども」の消滅

「子ども」の消滅

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784876720644
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0037

出版社内容情報

いじめ問題を皮切りに、神戸の酒鬼薔薇事件、黒磯の教師刺殺事件など、危機に立つ世紀末の子ども状況を3年間にわたって徹底討論。マスコミと社会が創作した「突然キレる子ども」という虚像を暴く。討論参加者は編者の他に、保坂展人・武田秀夫・藤井誠二・芹沢俊介の各氏。

序 「子ども」の消滅
文化の変容
子ども文化の昨日・今日
遊びとたのしみ
友だちづきあい
感情表現をめぐって
子どもと性のことば
「おやつ」の文化史

子どもの森
隠れ家の夢
水飲み場
ひとり遊び
不幸の必然性
グリムの森

夢の器
ファミコン時代の創造力
夢のゆくえ 《漫画論 1》
「ちびまる子ちゃん」の社会学 《漫画論 2》
幼児と漫画 《漫画論 3》
トム・ソーヤーとその末裔 《児童文学ノート 1》
ファンタジーの源 《児童文学ノート 2》





近代的子ども観に基づく保護や教育は、今や子どもを抑圧する装置と化してしまった。私たちは今。子どもの「無力」がもつ深い意味に心を開き、共同のパートナーとして子どもを捉え直すべきだ。

内容説明

近代的子ども観に基づく保護や教育は、今や子どもを抑圧する装置と化してしまった。私たちは今、子どもの「無力」がもつ深い意味に心を開き、共同のパートナーとして子どもを捉え直すべきだ―。新しい子ども像を提示する、著者久々の渾身の本格子ども論集。

目次

序 「子ども」の消滅
1 文化の変容(子ども文化の昨日・今日;遊びとたのしみ;友だちづきあい ほか)
2 子どもの森(隠れ家の夢;水飲み場;ひとり遊び ほか)
3 夢の器(ファミコン時代の想像力;夢のゆくえ―漫画論1;「ちびまる子ちゃん」の社会学―漫画論2 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

抹茶ケーキ

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「保護されるべき子ども」という概念が消失しつつあるがそれは悪いことではなく、子どもに規律を強いてきた大人側に自らのありかたの再考を促すという点で積極的に評価するべきだという主張。その通りだと思う。論文集なので話が飛ぶし関連性が分かりにくい。2015/11/28

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